BMW S1000RR(2025年モデル)再施工事例
3Dfitはオートバイをメインにコーティング施行を承っており、高品位のガラスコーティングとペイントプロテクションフィルム(以下PPF)の施工で、お客様の愛車をお護りすることで安心と価値を創造する専門ショップです。
今回のBLOGでは、PPFという存在をまだよく知らないバイク乗りの方に向けて、「PPFとは何か」「どのような点に注意すべきか」を、実際の施工事例をもとに整理してお伝えするものです。
事例としてご紹介する車両は 2025年モデル BMW S1000RR(ホワイト)になります。
すでに他店様でPPF施工を受けた後、「仕上がりに違和感がある」という理由で当店にご相談をいただき、再施工を行ったケースです。
「BMW S1000RRについて簡単に」
BMW S1000RRは、スーパースポーツカテゴリーにおいて高い完成度を誇るモデルです。
高出力エンジン、電子制御、軽量な車体構成により、サーキットからストリートまで幅広く支持されています。
2025年モデルでは、細部の熟成や質感向上が進み、外装の造形もよりシャープになっています。
特にホワイトカラーは清潔感があり、BMWらしい精密さを感じさせる一方で、汚れやフィルムの縁が目立ちやすい色でもあります。
この「色の特性」は、PPF施工において重要な要素になります。
「今回のご相談内容について」
お客様は、納車後まもなく他店様にてPPF施工を依頼されています。
そのショップ様はラッピングを主業務とされており、「PPFも対応可能」という形で施工を行っていたとのことでした。
施工内容自体は非常に緻密で、
・細かいパネル
・カウルの縁
・入り組んだ部分
に至るまでしっかりと貼り込まれており、技術力の高さが感じられました。
しかし、実車を拝見すると以下の点が気になる状態でした。
お客様が不満に感じられ主に指摘されたのは、見た目の清潔感に関わる部分です。
フィルム縁に黒い汚れが目立つ
フィルム同士の隙間が大きい
突端部(角・先端)に汚れが入り込んでいる
フィルムがカウルからわずかに飛び出している
1枚で施工可能な部位を細かく分割している
ボルト穴の逃げ処理により、締め付け時にフィルムがよじれている
等など、白いボディに黒い線状の汚れが浮き出てしまっている点が強く印象に残る状態でした。
「なぜこのような状態になったのか?」
ここで重要なのは、「施工が雑だった」という話ではありません。
実際、施工精度そのものは高く、細部まで攻めた仕事をされていました。
今回の問題は、以下の要素が重なった結果と考えられます。
・白系ボディカラーによる汚れの視認性の高さ
・PPF特有の「フィルム端が汚れを拾いやすい」という性質
・デザイン上の分割数が多いこと
・分割間の隙間が1mm以上と比較的大きいこと
・カウルの縁ギリギリまで追い込む繊細な施工
これらが組み合わさることで、時間の経過とともに汚れが入り込み、黒く目立つ状態になってしまったと推測されます。
PPFは「貼った直後はきれい」でも、数か月、数年と使用した後の見え方が非常に重要です。
「PPFとラッピングの考え方の違い」
ラッピングとPPFは、似ているようで目的が異なります。
ラッピング=見た目の変化、色替え、デザイン重視
PPF=塗装保護、耐久性、長期使用を前提
そのため、
・分割数
・端の処理
・汚れの逃げ方
・メンテナンス性
といった点に対する考え方も変わってきます。
「当店のPPF施工における考え方」
当店では、以下を基本方針としています。
可能な限りフィルムは分割せず、1枚で施工できる部分は極力1枚で行う。
曲面でフィルム間の接合が難しい箇所は、先に貼ったフィルムに合わせて再型取りでフィルム同士の継ぎ目を最小限に抑えることで長期使用時に「汚れが目立たないこと」を重視。
手間と時間はかかりますが、その分施工後数年経過した際の満足度が大きく変わると考えています。
「今回の修正施工内容」
今回の再施工では、以下の対応を行いました。
・小キズのタッチアップ修正
・ボルト穴位置の適正化
・汚れが入り込んでいた箇所のクリーニング
・一部パネルの貼り替え
・ガソリンタンクは全面貼り替え
特にタンクについては、給油口部分の施工方法を見直し、フィルムを内部に落とし込む施工を行っています。これにより、給油口周辺にフィルム端が見えず、見た目・耐久性ともに高品質な仕上がりとなりました。
「追加施工:スクリーンのスモークPPF」
今回の修正施工にあわせて、アッパーカウルのスクリーンにスモークPPFを施工しました。純正スクリーンを活かしつつ
・飛び石対策
・スモーク化による外観の引き締め
を同時に実現しています。
大きな変更ではありませんが、完成後の印象には確かな「特別感」が生まれました。
最後に...
本記事は、特定のショップ様を批判する目的ではありません。
「PPF施工には、こうした事例もある」という事実を知っていただきたいと考えています。当店で施工した場合でも、条件や使用環境によっては同様の問題が起こることは多分にありえます。
そのうえで
・デザインでの分割数
・端処理
・長期視点での設計
を意識することで、リスクを下げることは可能であると考え施行には留意しております。
PPFは決して安価な施工ではありません。だからこそ、「貼った直後」だけでなく、数年後の姿を想像した施工が重要だと考えています。
PPFに興味はあるがよく分からない、過去に施工して違和感を覚えた、そんな方の参考になれば幸いです。
3Dfit
住所:東京都大田区矢口2-2-17
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